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北海道に住む会社員の日記です

片耳難聴が軟骨伝導ヘッドホン買ってみた(前編)

◆私の耳の状態について

子供の頃から左耳が慢性中耳炎でしたが、30歳の頃に真珠腫性中耳炎が判明。

鼓室硬化症も合併しており、鼓膜はもちろん耳小骨もほぼ壊滅状態だったので他から軟骨や筋膜を持ってくるなどして再建してもらった。

真珠腫は一度なるとまたなりやすいとのことで18年ほど経った今も半年ごとに検査を受けています。腕の良い医師による念入りな手術を受けたおかげか、今のところは異常なし。

今の聞こえの状態は軽~中等度程度の難聴といった感じ。

左がよく聞こえない

骨伝導に興味を持つ

自宅でYoutubeを見ることが多いワタシ。

検査上は術前よりも聴力が回復したと言っても、イヤホンやヘッドホンで何かを聞く時に健常な右耳に合わせた音量だと、左耳のほうは鼓膜の手前にビニールでも張ってるような感じで聞こえる。

そんなある日、骨伝導イヤホンの存在を知る。

術後の検査で骨導の動きは悪くないと言われていたので、もしやこれならいけるのでは?と俄然興味を持つ。

普通の人みたいに「両耳」で音を聞く感じを味わってみたい。

掲示板でShokzが評判良さそうだとあたりをつけ、さらにググったら難聴だけど音が聞こえたという人のレビューも出ておった。

そんなの見ちゃったらちょっと期待しちゃうよねぇ。

家電屋でShokzの実機が置かれていたのでちょっと試聴してみたら、音楽を聴くには悪くなさそうな感じがした。ただ、音声のみは試せてないんだよなぁ。

 

◆どっちを買おう?

夫からも促されShokz買おうとしてたら、なんとオーディオテクニカからも「ワイヤレス軟骨伝導ヘッドホン発売」というニュースが!

しかもShokzとかの骨伝導とはまた違う仕組みですとぉ?

従来の骨伝導は鼓膜を通らず骨から直接蝸牛に振動を伝え、頭蓋骨内でひとつのステレオ音に融合するもの。ただ、左右差があるので普通のヘッドホンとかで聞く(気導)のとは感じが違う?

オーテクの軟骨伝導は軟骨を伝って鼓膜を揺らし蝸牛に音を届ける。左右の内⽿に到達する⾳はそれぞれ別々になるので、よりステレオ感を得られるというもの。

オーディオテクニカのサイトより抜粋

私の左耳には軟骨伝導って使えるかな?

骨伝導は使えそうだったけど、軟骨伝導となると私の鼓膜から蝸牛までがちゃんと生きているのか一抹の不安がよぎる。

前に検査受けた時に骨伝導とか軟骨伝導は私に効果あるのか先生に聞いてみりゃよかった…。

金額も金額なんで迷いに迷ったけど、ダメもとで発売日前日にオーテクさんのほうをヨドバシでポチッ!

ダメもとなのでステレオ感が得られなくても、このヘッドホンなら夫から話しかけられても聞こえないということはないだろうし、なんなら夫も試してみたいと言っていたからムダになることはないでしょう。

 

後編へつづく